【刀】
剣舞で主に使用されるのは、模擬刀・居合刀と呼ばれるもので、2尺3寸~7寸が一般的。ジュラルミン製の軽いものや合金の少し重めのものがあり、自分にあった長さ・重さのものを使用します。
【扇】
舞扇。芸能で一般的に使用される扇。模様は、かすみ、流水、雲など自然を表すものから金箔等を施した華美なものまで様々あり演舞・詩吟の内容に合わせて扇の柄を選びます。
【丈】
長い木製の棒。戦いの場面で刀の代わりに使用することもあり、回転などを加える事で動きにより迫力が出ます。
【槍】
突く!回す!薙ぐ!などなど・・・
【上衣・着物】
剣詩舞で使用する上衣は膝丈のものが一般的(下に袴を着用するため)。剣舞は基本的に黒紋付きを着用します。詩舞(扇舞)では紺や深緑、辛子、藤など日本の伝統色の物を着用することが多いです。
【襦袢】
上衣の下に着る肌着のことで白を着用します。これも腰~膝丈のものが一般的。
【袴】
馬乗袴・行灯袴の2種類。馬乗袴は中に仕切りがありズボンタイプのもの、行灯袴は仕切りがないスカートタイプものです。剣詩舞では馬乗袴を使用します。剣舞では縞袴が基本ですが、茶袴など演目によって様々です。詩舞では上衣に合わせ紺や茶など色物を着用します。
【足袋】
靴下の事。剣詩舞は白を使用します。
【角帯】
上衣を止める帯のこと。後ろでお太鼓結びをして締めます。
【胴帯・刀帯】
呼び方は様々。刀を携えるために袴の上から締める帯で一文字、十字、蝶結びなど結び方は流派や演目によって異なります。
【襷(たすき)・鉢巻】
演目によって使用したりしなかったり。
【作務衣】
動きやすく体捌きもよくわかるので、練習着として着用することもあります。
剣詩舞で使用する音楽のこと。和歌や漢詩に節を付けて、琴や笛・尺八等で曲をつけたものです。剣詩舞と吟を合わせて吟剣詩舞と呼ぶこともあります。
【漢詩】
主に使用されるのは近体詩の五言絶句又は七言絶句。
【和歌】
古人の詠んだ詩を用います。短歌を2回繰り返して唄うこともあります。